ローンを組むためには「お金に関する信用」が鍵になるので、収入が不安定なフリーランスの場合は、ローンを組めなくなる可能性が出てきます。特に、住宅や車のように高額な買い物をする場合のローンは審査が厳しいため、どうしてもローンを組む必要がある場合は、ポイントを押さえた対策が必要です。

たとえば、ローンを組もうとする場合、クレジットカードや携帯電話の支払状況について信用情報機関に調査が入ります。そのため、普段から支払いの延滞が発生しないようにしておかなければなりません。
また、安定した収入状況も調査対象になるので、確定申告をきちんと行い、最低でも3年間は控えを保管しておきましょう。
さらに、高額の買い物では、頭金を支払わなければならないことがありますが、その際には多めに支払っておくこともポイント。そうすることで、ローンを組む額が低くなり、審査に通りやすくなるからです。したがって、ローンだけをあてにせず、買い物に備えて預貯金をしておくことも忘れてはいけません。

ちなみに、フリーランスに転身して間もない場合は、高収入を得ていても、高額の長期ローンが通らないことがあるので、キャリアの浅いフリーランスは注意しましょう。
ここで触れた4つのポイントは、フリーランスがローンを組むために外せない基本です。「ローンを組んでも購入するべきものがある」という場合は、これらをしっかり押さえたうえで、さらに信用度を上げる努力を事前にしておきましょう。